脱臭
マートンチップが悪臭の原因となる有機物を分解して脱臭します。
多くの消臭・脱臭装置は活性炭を使用しており効果が持続しにくく、
使用後は産業廃棄物としての処理が必要となりますが、マートンチップは再生可能でその必要がありません。
特許取得技術
特許証 「エアーフィルタ」
マートンチップを用いた脱臭では、
空気清浄機に用いる『エアーフィルタ』の特許を取得しております。
この技術は臭いの原因物質をマートンチップにより分解し、
浮遊微粒子を捕捉することに加えて消臭効果を高めるものです。
このような微生物脱臭は低コストで簡易な構成でありながら、
消臭効果を高めた空気清浄を実現させるとともに、その効果を長期間に亘って持続させ、メンテナンスの手間と経費を軽減致します。
脱臭能力
木質細片の中に処理すべき悪臭成分を送入することにより、
悪臭中に含まれる成分を物理的、化学的に吸着及び除去するだけでなく、微生物の活性によって悪臭成分を分解します。
ガス検知管による実験
この実験では5Lのガスパック内に上記ガス成分を加え、空気で希釈することで濃度調整(スタート値)しました。
また、同ガスパック内に水分を含ませた木質細片を封入し、所定時間経過後(1h・6h・24h)ガス濃度を測定しました。
その結果、チップと水分によって、臭気成分がND値まで下がりました。
活性炭との比較実験例
バキューム車がし尿を吸引する時の排気中の悪臭成分を用いて、
水分を含ませた木質細片及び比較対象として市販活性炭15Kgを使用し、脱臭効率を測定しました。
その結果、活性炭より効率的に脱臭されました。
(試験条件)
試験は測定時の気温27℃(くもり)の状況下、排気ガス温度81℃で排気量2,880L/分のし尿バキューム車を利用し、
排気ガス出口に従来より取付けてある活性炭槽を利用して行いました。